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予防・ワクチン

犬のワクチンについて

  • ワンちゃんのための感染症の予防注射です。
    生まれて間もない子犬は母犬の母乳からもらった免疫で守られていますが、その後6〜8週後で母犬からの免疫の効果がなくなってしまいます。
    この時期は伝染病に対して無防備な時期となります。病気にかかると重症化してしまうことがあるのでワクチンで防ぎましょう。

  • 狂犬病予防接種

    狂犬病は犬や猫、アライグマ、スカンク、コウモリなどをはじめとするすべての哺乳類に感染する病気です。
    狂犬病ウイルスを持っている動物に咬まれたり、引っ掻かれたりすると人に感染する人獣共通感染症です。

    日本ではここ約30年間ほどは狂犬病の発生は報告されていませんが、未だにアジアを中心とした世界の多くの国々では現在も狂犬病で命を落としている人が多くいるのです。
    狂犬病予防注射は、日本では犬に接種することが義務付けられていますが、万が一日本国内で狂犬病が発生した場合は人間の命を守るための重要な手段となります。そのためにも犬の狂犬病予防注射の接種率を維持しなければなりません。
    そのため、狂犬病予防注射と鑑札登録は厚生労働省の管轄です。犬の飼育状況を把握することで狂犬病の感染予防対策につながります。

    狂犬病になると

    狂犬病を発病してしまうと、現在の医学では治療法がなく致死率が100%の病気であることがこの病気の恐ろしいところです。
    世界での狂犬病の発生数は、人間では年間約35,000人、動物で約50,000頭と報告されています。
    ですが、実際には年間10万人以上が狂犬病で死亡していると言われています。

猫のワクチンについて

猫ちゃんの感染症の予防注射です。
仔猫は母猫の母乳からもらった免疫力で守られています。
その免疫力の効果がなくなる6〜8週齢頃(生後2ヶ月頃)に第1回目のワクチン接種をしましょう。

ノミ・ダニ予防について

  • 毛の間に黑いゴマのような小さな粒を見つけた、身体を触るとデキモノが出来ている・・・これはワンちゃんや猫ちゃんの身体にノミ・ダニが寄生しているサインです。

    ワンちゃんや猫ちゃんの健康のためにも2ヶ月に1回、暖かくなった時期は月に1回のノミ・ダニの駆除・予防をおすすめいたします。

  • 人ノミ咬傷画像

    ノミの害は痒みの症状だけでなくサナダムシ(瓜実条虫)などの内部寄生虫など多くの病気を媒介します。
    ダニの害も痒みだけでなくSFTS(重症熱性血小板減少症)など多くの病気が媒介され、死に至る場合もあります。

    • 内部寄生虫について

      内部寄生虫は目に見えず、寄生されていても症状が分かりにくく、なかなか気づきにくいです。
      犬・猫の消化管に住みつき、消化物を栄養源にしたり、腸に咬みついて血液を吸います。
      たくさん寄生すると、消化不良や下痢、発育不良などを引き起こします。発見が遅れると、虫卵が飼育環境に広がって他の動物への感染源となり、飼主様にも感染するリスクが高まります。

    • 内部寄生虫の駆除・予防

      内部寄生虫は、糞便などに混じって肉眼で発見できる寄生虫もいれば、とても小さく肉眼では発見できない寄生虫もいます。いずれの場合も、寄生虫を発見したらすぐに駆除することが大切です。また、内部寄生虫を調べるための糞便検査は、検出率がそれほど高くな寄生虫を発見できない場合もあります。
      健康被害からペットと飼主様を守るためには、駆除薬の定期的な投与(定期駆虫)がおすすめです。

フィラリア予防

  • 蚊が媒介する代表的な犬の寄生虫です。犬フィラリアが肺動脈や心臓に寄生することにより発症します。犬フィラリアは成虫になると最大30cmにもなる糸状の寄生虫です。
    多数寄生することで血液の流れが妨げられ、様々な障害を起こし、放置することで死に至る場合もあります。

  • フィラリアの成虫は肺動脈や心臓に寄生します

    フィラリアの成虫は肺動脈や心臓に寄生します。
    フィラリア症の予防薬は、心臓に寄生してしまう前に成虫を駆除するために投与します。
    駆除効果が持続するのではなく、投薬前1ヶ月間に感染した犬フィラリアの幼虫を駆除するものです。
    効果が1ヶ月持続するわけではありません。

  • 投薬忘れは危険です

    途中の投薬やシーズン最後の投薬を忘れてしまうと、犬フィラリア症に感染してしまう危険が高まります。たった一回投薬を忘れてしまうことで心臓への寄生を許してしまうことになるかもしれないのです。
    感染している状態で予防薬を与えることは危険です。

    犬フィラリア成虫より産出されるミクロフィラリアが、犬の体内にいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、一度に大量のミクロフィラリアが駆除されることでショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

  • 犬フィラリアの主な症状

    犬フィラリア症の寄生があっても、症状が見られない場合があります。
    「咳が出る」「元気が出ない」「食欲がない」「お腹が膨らんできた」「呼吸が苦しそう」「尿が赤くなる」このような症状がひとつでもあったらすぐにご相談ください。

マイクロチップ

当院でもマイクロチップの埋め込みが可能です。皮膚の下に埋め込むマイクロチップは、個体識別を目的にしており、ペットたちの身分証明になります。もし迷子になってしまっても、家族のもとに戻ってくる期待が高まります。 近年の法改正により、マイクロチップの装着が義務付けられているため、若いワンちゃんやネコちゃんは心配ありません。しかし、シニアの場合は多くが、マイクロチップを装着していないことでしょう。もしもの備えとして、ぜひご検討ください。

病気の予防、未病に
ついて

「動物病院は病気になったら行く場所」というイメージが多いかもしれませんが、治療以外に病気の予防も動物病院の大切な役割です。
特にワンちゃんの場合は、トリミングから皮膚の異常や耳の病気を発見できる場合も多く、当院に併設するトリミングサロンのご利用がおすすめです。ワクチンやノミ・ダニの予防、食事管理、ブラッシングやシャンプー、適切なデンタルケアなど、そのすべてが健康につながっていきます。
「病気の予防といっても何から始めればいいか分からない」方も、ぜひ当院におまかせください。その子の特性や体質に合わせて、必要な健康管理やケアの方法を丁寧にアドバイスいたします。

健康診断コース

ワンちゃんやネコちゃんの平均寿命はアップし続けており、長く一緒に暮らしを共にできるようになりつつあります。しかし、シニアになると、心臓や腎臓に関連する疾患の発症リスクが高まります。
当院では人間ドックと同じように、ワンちゃんやネコちゃんたちの総合的な健康診断を提供しております。定期的にご利用いただくと、病気の早期発見・早期治療、その後の予防も期待できますので、ぜひご利用ください。