診療カレンダー

診療時間

             
診療時間 日/祝
9:00〜12:00
17:00~19:00
         

受付時間は、診療終了の30分前となります
【休診日】木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

内科・慢性疾患

こんな症状は
ありませんか?

    • 元気や食欲がない
    • 下痢・便秘・嘔吐
    • 頻尿・尿のでにくさ・血尿
    • 皮膚の赤み・かゆみ・毛が抜ける
    • 苦しそうに呼吸している・咳が出る
    • 発作・目が揺れる・頭が傾いている・性格の変化
    • 水をたくさん飲む・水をほとんど飲まない
    • 歩き方がおかしい
  • 地域の動物病院として適切な検査、治療を行っていきます

    当院は内科全般に対応し、さまざまな症状を抱える動物たちの診療を行っております。
    内科では急性症状をはじめ、慢性疾患の治療も行い、症状の改善を一緒にめざしていきます。特にワンちゃんやネコちゃんは、自分で症状を訴えることができません。
    また、症状を隠しながら生活する傾向にあり、重症化するリスクもあります。負担の少ない治療には、早期発見・早期治療が欠かせません。
    当院では十分な触診や専用機器による検査を実施し、症状の現状や原因の把握に努めております。飼い主さんのご要望にも配慮し、適切な治療の提供を徹底しておりますので、どうぞ安心してご利用ください。

内科

当院では総合的な内科診療が可能です。体に生じている不調に対して、食事管理や投薬などを中心に、手術を伴わない方法での治療を提供いたします。
動物病院の内科では、人間のように循環器科や消化器内科のように分類しません。動物たちは自分で症状を訴えられず、飼い主さんも症状の判断を付けることが難しいため、内科として総合的に検査・診断・治療を行っていきます。

また、専門的なより高度な検査および治療が必要になる際は、高度医療設備を備えた岐阜大学動物病院などへの紹介も行っております。紹介後も大学病院と連携をしながら当院でも治療を継続することは可能です。

また、専門的なより高度な検査および治療が必要になる際は、高度医療設備を備えた岐阜大学動物病院などへの紹介も行っております。紹介後も大学病院と連携をしながら当院でも治療を継続することは可能です。

慢性疾患

  • 長引く症状は、慢性疾患かもしれません。慢性疾患の多くは初期症状が少なく、症状が確認される頃にはすでに進行している恐れがあります。早期発見や初期症状のうちに治療を開始するためには、定期的な検診のご利用がおすすめです
    慢性疾患とは⻑い付き合いが必要なことが多く、これから先どのようにケアしていくか、どのような方法ならばご家庭でのケアが可能なのかを飼主さまと相談しながら治療をすすめることになります。

  • よくある慢性疾患

    アレルギー疾患、皮膚炎・外耳炎

    アレルギー疾患は、ペットの間でも増えている症状です。皮膚をはじめ、呼吸器や消化器など、全身のさまざまな箇所に症状が現れる可能性があります。
    生まれ持った体質が関連している場合は完治が難しく、良好な状態を維持するには継続した治療が必要です。
    特にアトピー性皮膚炎はかゆみが強く、ペットにとってもストレスになりやすいアレルギー疾患です。かゆみを取り除くには、アレルギー除去食をはじめ、薬用シャンプー、外用薬、内服薬・分子標的薬などもおすすめしています。

    多くの方が、気が付いていながら放置されてしまう疾患として、皮膚炎・外耳炎があります。
    フケが多い、皮膚をかゆがる、毛が抜けている、発疹がある、耳が臭いなど比較的気が付きやすいのですがすぐに来院されず悪化してしまうことがあります。見た目には普通の皮膚炎にしか見えないけれども検査をしたら腫瘍だったということもあります。

  • 心疾患

    中高シニアのワンちゃんでは、心臓に関連する疾患のリスクが高まります。その中でも「僧帽弁閉鎖不全症」は、小型犬のワンちゃんを中心に多くみられます。
    初期のうちは症状がなくても、進行すると咳などの症状がみられるようになります。
    内服薬で悪くなった心臓を治すことはできませんが、薬を使って心臓の働きを支えてあげることで病気の進行を遅らせることができます。
    当院では、狂犬病予防接種、混合ワクチン接種時、またはトリミング時などに発見することがあります。

  • 糖尿病(犬、猫)

    糖尿病は多飲多尿や食欲があるのに体重が減るなど、飼い主さんも気づきやすい症状がみられます。進行により、血糖値が下がらないケトアシドーシスの状態が続くと、命にかかわる恐れもあるため、早期発見・早期治療が大切です。
    治療ではご自宅でのインスリン注射、内服薬、食事管理が重要です。当院では豊富な糖尿病治療の経験から、症例に合わせた治療やケアを行っております。

  • 甲状腺機能低下症(犬)

    内分泌疾患(ホルモン異常)の異常により、甲状腺の機能低下がみられる状態です。内分泌系は目立った症状が少なく、飼い主さんも気づきにくいものです。
    多くはホルモン検査で明らかになりますが、元気のなさや体重の急な増加、毛が薄くなってきたなど、気になる症状がみられる場合はお早めにご相談ください。

  • 甲状腺機能亢進症(猫)

    甲状腺ホルモンの過剰な分泌により、嘔吐や下痢、体重減少、活動の亢進などの症状が現れます。疾患の有無はホルモン検査より診断可能です。治療には、甲状腺ホルモンを低下させるお薬を飲む内科治療、もしくは甲状腺を切除する外科治療などがあります。

  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

    ネコちゃんに比べ、ワンちゃんに多くみられる内分泌疾患です。副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてしまい、多飲多尿や体重の増加、毛が抜けるといったさまざまな症状が現れます。一見すると食欲もあり元気なため、病気の疑いがないように思えますが、水を飲む量が多い場合は病気のサインでもあるのです。
    ホルモン検査により診断可能ですので、気になる症状がみられる場合はお早めにご相談ください。

  • 自己免疫疾患

    ワンちゃんは、さまざまな免疫介在疾患に注意が必要です。
    聞き慣れない病名ばかりですが、ワンちゃんにはそれほど珍しい病気ではありません。治療では、ステロイド剤や免疫抑制剤が必要になる症例もあります。

    • 自己免疫性溶血性貧血
    • 自己免疫性血小板減少症
    • 免疫介在性多発性関節炎
    • 糸球体腎炎
    • 多発性筋炎
    • 落葉状天疱瘡(皮膚病)
    • たん白喪失性腸症 など

    聞き慣れない漢字ばかりの病名ですが、犬ではそれほどめずらしい病気ではありません。治療にはステロイド剤や免疫抑制剤が必要な場合もあります。

  • 腎不全

    腎機能低下による腎不全は、シニアのネコちゃんを中心に多い疾患です。ネコちゃんの腎機能低下は徐々に進行するため、症状に気づきにくく、重症化しやすいといわれております。
    一方、初期の段階で治療を始められれば、投薬治療や適切な食事管理で進行を遅らせることができます。シニアのネコちゃんであれば、6か月~1年に1回以上は血液検査を受けていただけると、腎臓の機能の状態を診断しやすくなります。

    ネコちゃんの腎不全は、人間のように人工透析や腎移植で治療できません。皮下補液を継続して行いながら、進行しにくい状態をめざします。
    定期的な通院が難しい場合は、ご家庭で皮下点滴を行えるようにアドバイスいたしますので、ご安心ください。