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東洋・西洋結合治療

中⻄統合獣医学への
取り組み

番犬として外で飼うのが当たり前だったワンちゃんも、現在では家族の一員としてお家の中で一緒に暮らし、平均寿命も長くなりました。また、獣医学の世界でも、介護やリハビリ、エイジングケアなどの言葉を耳にする機会も増えています。
当院では西洋医学ではカバーしきれない領域に対して、中医学(東洋医学)の力を併用する「中西統合医療」に取り組んでおります。西洋医学的な診断を軸に、性格や体の特徴にも注目し、東洋医学的な考えを取り入れた治療の提供が可能です。体をじっくりと観察し、その子が本来持っている自然治癒力の向上もめざします。

四診(ししん)による
中医学検診

中医学には「四診」と呼ばれ、ペットたちの体に現れるサインを中医学的に診断する方法があります。採血やレントゲンなど、体に負担がかかるような検査は一切なく、獣医師の目や耳、鼻をフル稼働させた検査が特徴的です。
例えば、脈や肉球の状態、ニオイ、体質や未病の有無なども診断し、ツボや経絡の刺激、漢方薬や食養生による治療などで体質改善をめざしましょう。

  • 問診(もんしん)

    飼い主さんから普段の様子や気になる症状などをお聞きします。毎日の食生活や生活習慣から、体質や症状の特定にもつながります。

  • 望診(ぼうしん)

    表情や動きなどの様子、目や舌の色などもチェックします。例えば、健康な舌は淡いピンク色ですが、色が濃すぎる場合はストレスを感じている可能性があるのです。

  • 聞診(ぶんしん)

    体臭や呼吸臭から体調をチェックします。「疾湿(ちんしつ)」の状態では代謝が悪く、ニオイが強くなる傾向にあります。また、悪臭には高脂血症が疑われます。

  • 切診(せっしん)

    脈診では太ももの内側で脈拍を測ります。風邪を引き始めている場合は、軽く触れただけでも脈の強さを感じます。また、腹診ではお腹の張りや硬さで、病気を診断できます。お腹まわりに水が溜まっているように感じる場合は、消化器系の異常を疑った治療を行います。

漢方治療

体質を診断できる専用のチャートにご記入いただき、中学的な診断を行います。診断結果をもとに、体に必要な生薬を配合した漢方薬やサプリメントを処方いたします。
基本的には錠剤やエキス剤など、飲んでいただくタイプです。しかし、飲ませることが難しい場合は、塗るタイプの漢方薬の処方も可能です。お気軽にご相談ください。